レガシーなゲーム機を HDMI に対応させる

PS2 を現役で使っている人は少ないと思うが、PS3 から PS2 互換が撤廃されたのと、アーカイブスの品揃えが悪いのとで、PS2 のゲームは PS2 に頼らざるをえないのが現状だ。

実際、うちでもたまに PS2 を起動する機会があるが、いつも気になるのが PS2 のレガシーすぎる接続端子だ。コンポジットは論外だし、D 端子も音声と映像の端子が分かれてて、邪魔くさすぎて使いたくない。

結局、HDMI ケーブル 1本で接続できる快適さに勝るものはないのだ。

規格統一は正義だし、テレビの接続周りを HDMI で統一したい、という欲求があったので、PS2 の出力端子を HDMI に変換するツールを購入してみた。

3,500 円ほどで購入。そんなに安くもないが、別に高くもないと思う。

ちらついたり画面の一部がおかしくなったりするのではないかと思ったりもしたが、いまのところそんな不具合もなく拍子抜けするほど普通に使えている。

なにより音がちゃんと出るか不安だったが、音も全く問題なく出ている。無駄にヘッドホン端子が付いているせいで、もしかしてそっちからしか音がでないのか？と疑ったりもしたのだが、別にそんなこともなく HDMI ケーブル 1本で映像も音も問題なく出力されている。

ヘッドホン端子に関しては、絶対使わないと思うので、試してすらいない。これ、使う人いるの？

一つ気になったのは、写真には写っていないが、HDMI コンバータ本体側面に給電用の miniUSB 端子が付いていて、PS2 本体の USB 端子に接続する必要がある。ソフトによっては USB 給電なしでも動作するらしいが、動作しないソフトもあるので、結局接続が必要である。

性能に関しては USB ケーブルで給電が必要な点以外は十分に満足できた。格ゲーやる人達がよく言う遅延がどうこうみたいなのがあるかどうかはよくわからないが、自分が遊ぶゲームに関しては映像も音声も問題ないレベル。

PS2 用のといっしょに、Wii 用のやつ (2,700円ほど) も購入してみたが、こちらも同じく普通に使えた。Wii 用のやつは USB 給電の必要なし。

PS2 用、Wii 用ともに、こういうのにありがちな、作りが安っぽいとかガタついてるとかいうのも特に気にならなかった。

映像の美しさも D 端子と同程度だと思う。D 端子をはるかに上回って画質が劇的に向上する、みたいなことはないが、結論としては十分に「買い」だと思った。

ちなみに、接続に使用している HDMI ケーブルは、Amazonベーシックの HDMI ケーブル。購入時は 1本 500 円ほどだった。

もうケーブル類は Amazon ベーシックのをチョイスするようにしている。スマホとかで使ってる microUSB ケーブルもこれにした。

100均でも似たようなのが売ってるけど、ちょっとしたことですぐに断線して使い物にならなかったので、それ以来、ケーブル類は Amazonベーシックで購入するようにしている。