おれの中で全然まとめきれてないんだけど、最近極めて重要だと考えている基準をメモ代わりにまとめてみた。こういった基準をフレームワーク的に扱えるようになったら、世の中が劇的に変わる気がする。
- 寛容的であるか
- 本質的であるか
- 費用対効果は高いか
- 簡素であるか
- 迅速であるか
- 美麗であるか
- 心を動かされるか
寛容的であるか
寛容さは社会の柔軟剤である。いまの日本社会を思い出してほしい、これが足りていないとどうなるかはすでに明白である。
本質的であるか
実は本質的ではないものでも一定の成果を上げることは可能だ。ただし、本質的ではないものは、極めて本質的であるものが登場した時点で、一瞬にして駆逐される。
費用対効果は高いか
マネージメントができない人あるいは組織の大きな特徴のひとつに、費用対効果への意識が極めて薄いことが挙げられる。生産性向上とはつまり、費用対効果の追求である。
簡素であるか
複雑さは社会の負債である。借金が借金を呼ぶが如く、複雑さは複雑さを呼び続ける。
おれはプログラミングにおいて、複雑さ自体をバグと考えている。たとえそれが不具合を起こさないとしても、複雑さは存在そのものがバグである。
簡素であることは即ち、強靭であるということでもある。
迅速であるか
仕事、システム、ソフトウェア、ハードウェア、交通、物流、その他あらゆる場合において、スピードは正義、圧倒的な正義である。
ただし、仕事のスピードと品質はトレードオフの関係であることも忘れてはいけない。
美麗であるか
人は美しいものにこそ心を惹かれる。醜悪なものを社会にばらまいてはいけない。
その行為は、ゴミのポイ捨てか、それとも花を植えることか。
心を動かされるか
どんなに理屈や正論を並べ立てても、それが人の心を動かせないのであれば無価値である。人の心を動かすことこそ、この世でもっとも価値のあることである。