なにか選択を迫られたときに、「なんでもいい」と思ってしまうことがしばしばある。これはほんとによくない行動だ、「なんでもいい」わけがない。
例えば生活必需品を買うとき、そんなときですらなんでもいいなんてことはない。なぜなら、使う物の質を下げることは、生活の質を下げることに等しい。生活の質を下げることは、人生の質を下げることに等しいからだ。日々の「なんでもいい」の積み重ねは、確実に人生を蝕む。そこに取捨選択はあってしかるべきだ。
じゃあなんで「なんでもいい」になってしまうのかと言うと、取捨選択のコストが高すぎるからだ。この場合のコストは、おそらく精神的な負荷がほとんどを占めている。要するにめんどくさいのだ。
この「めんどくさい」をいかにして解決するかが鍵になる。ジョブズが同じ服しか持ってないのも、もしかしたらこれを解決する目的も含まれていたかもしれない。
「なんでもいい」を撲滅するには、独自のフレームワークを持つのがいい。おれが行っている取捨選択コスト削減活動のひとつに、「規格統一」がある。この「規格統一」もある種のフレームワークだ。
例えば、
- ノートは A5 方眼ノートだけを使う
- パナソニック製の LED 電球だけを使う
- 家の時計は全て電波時計にする
などもこれに当たる。
あらかじめ、ベストもしくはベターである物を物色して、以後はそれを自分の標準規格として採用する。こうしておけば、取捨選択で余計な労力を使うこともなくなる。
それ以外でも、
- ガチャのあるスマホゲームはやらない
- 心に残らない娯楽作品は買わない
- 物理媒体を可能な限り避けて、電子媒体を最優先する
など、あらかじめ定義しておくと、取捨選択のコストが大幅に削減できる。あとはブログとか読んで他人の意見も参考にすることかな、特に Joekyo.com とか。