かれこれもう 5年ほど使用している「AKG K701」のイヤーパッドを交換した。これだけ長く使ってるとイヤーパッドはさすがにもうぼろぼろで限界に達していた。
純正の交換用のイヤーパッドは売っているところも少なくて、価格も 1セット 5千円弱と尋常じゃないくらい高い。たかがイヤーパッドに 5千円も出したくないので、非純正品でよさそうなのを探して買ってみた。
Happy Spring イヤーパッド AKG 550K K702用 105mm (布目)
これだと 1セットで 1,750円と非常に安価。たださすがに純正品ではない上に、そもそも K701用ですらないので以下の欠点がある。
- 取り付けるのに若干の加工が必要
- イヤーパッドの色がオリジナルのグレーではなくブラックになる
- オリジナルより厚みがない分、装着感が若干違う
3 は個人的には許容範囲内、2 はまあ慣れとか妥協で片付く。問題は 1 だ。
イヤーパッド部分は左にねじれば簡単に外れるようになっているが、それはイヤーパッドにプラスチックの台座が付いてて、その台座にある爪で本体に引っ掛ける仕組みになっているためだ。この非純正イヤーパッドにはその台座部分が付いていない。なので取り付けには若干の加工が必要になる。
- イヤーパッド部分を左にねじって本体から外す
- 外したイヤーパッドのスポンジ部分 (グレーの柔らかいところ) をプラスチックの台座からハサミで切り取る
- 交換用の非純正イヤーパッドを切り取った台座にかぶせる
- 台座の爪が露出するようにイヤーパッドのマチ部分を若干切り取る
そんなに難しい作業ではないはずだ。切り取ったスポンジが経年劣化でそぼろ状になっていたのが一番大変だった。ゴミ箱の中がそぼろ状のスポンジまみれ。5年も使ったらこんなものだろうな。
交換するとこんな感じになる。
やっぱオリジナルのグレーのほうがいいけど、1,750円でこれなら上出来ではないだろうか。これでもう 5年は使えるだろう。次はヘッドホン自体を買い換えるから、交換用イヤーパッドがもう手に入らなくても問題ない。
これからはそれなりの価格のヘッドホンを買うときは、イヤーパッドの交換も考慮して買わないとだめだな。