元ネタを知るために観るべき作品

2018-09-08   life 

今回の趣旨

「世界に存在するすべての映画を観るには、一回の人生では時間が足りない」という話を聞いたことがあるだろう。

だからといって自分の興味がある作品のみを観ていたのでは、貴重な機会を失ってしまうことになる。ここでいう「貴重な機会」とは、「その作品自体の話題、およびパロディやオマージュを理解し楽しむ」という機会である。それらは当然ながら、元ネタを知らない時点でアウトとなる。

「0」と「1」の間には巨大な溝があり、その溝を埋めるためにおれが行っているのが「元ネタを知る」という活動だ。

こういう言い方をすると、「後ろ向きでまったく楽しめないイメージ」に受け取ってしまうかもしれないが、個人的には十分に楽しめている。加えて、知識や興味の幅もかなり広がったので、非常に有益な活動だったと言える。年に数回程度のごく小規模な活動ではあるが、本当にやってよかったと思える活動だ。

この活動を試してみたい人には、ついでに倍速再生も試してみることをおすすめする。どうしても興味が持てなくても、半分の時間で観られるとしたらどうだろうか? おれも初めてファーストガンダムを観てみようと思ったきっかけは、倍速再生を覚えたことだった。(前回、「倍速再生」に関する記事を出したのは、この記事のためである。)

おれがこの活動をとおして鑑賞した作品をいくつか紹介してみたい。前述のとおり、おれ自身が「観たいと思って観たというより、どちらかというと元ネタを知るために観た作品」、その一部である。全部を記事にしようとしたら、それこそ一回の人生では時間が足りない。

機動戦士ガンダム

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いわゆる「ファーストガンダム」、これは避けて通れないと考えている。なんかもう一般教養みたいな扱いになってるし。倍速再生を覚えて真っ先に観たのがこれなのもそういう理由だ。

テレビ版と劇場版のどちらを観るべきかみたいな議論があるが、おれはよくわかっていなかったのでテレビ版を観た。

あとできれば『Ζガンダム』まで観てほしい。というより、『Ζガンダム』を観るために『ファーストガンダム』を観てほしい。こっちもテレビ版と劇場版があるけど、テレビ版で。

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『逆襲のシャア』まで観たら完璧だ。

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『ZZ』は・・・、まあ余裕があれば・・・。

銀河英雄伝説

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これもガンダムと同等とまではいかないが、いたるところでネタとして登場するため、一般教養に近いレベルで関連知識を要求される。おれが好きな SF ジャンルの作品であるので、もともと興味はあったのだが、なかなか機会を作れなくてチェックできていなかった。

そんなときに Audible に原作のオーディオブックが並んでいたのを見つけた (現在はないようだが)。評判どおりのすばらしい作品で、倍速再生なのも相まってあっという間に聴き終えた。

あまりにもすばらしかったので、ついでにアニメも外伝まで含めてすべて観た (今は亡き「楽天のネット DVD レンタルサービス」でレンタルして観た)。

SFが好きでまだ観たことがない人にはぜひおすすめしたい。ちょうど今年、リメイク版が公開されたので、そちらから入るのもいいかもしれない。

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ちょっと前にマンガにもなってる。

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AKIRA

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これもいたるところでパロディやらオマージュやらが出てくるので、観ておいたほうがいい作品の定番だ。

2020年の東京オリンピックを予言していたのもそうだけど、この時代に電動バイクを描いていたのもなにげにすごいのではないか。

海外での人気が高い作品でもあるので、これを観ておくと「日本人なのに AKIRA 観てないのか?」みたいな dis りも回避できる。外国人と一緒に仕事をしている人には、早めに観ておくことをおすすめする。

七人の侍

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世界の黒澤の代表作のひとつ。これは「黒澤作品をひとつも観たことがないってのはどうなんだろう」と自分自身に疑問を感じたのが観たきっかけだった思う。

これはまだ倍速再生を使い始める前に観た作品だったはず。これ、映画自体が古いから、音が悪すぎてセリフがうまく聞き取れない。倍速再生だと字幕がないときついと思う。

黒澤作品はこれ以外にも『用心棒』とか有名どころをいくつか観たけど、どれもすばらしくおもしろかった。黒澤作品は、スター・ウォーズの元ネタになっていることでも有名なので、観ておいて損はない。

シャイング

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このパッケージ写真をいたるところで見かけるので、以前から観たいと思っていた。ちょっと前に『レディ・プレイヤー1』を観に行ったときに、この『シャイニング』を観ていなかったことを激しく後悔した。『レディ・プレイヤー1』には、『シャイニング』ネタが出てくるためだ。

そんなことがあったので、『レディ・プレイヤー1』を観に行ったあと、後悔が薄れないうちにすぐに観た。『レディ・プレイヤー1』をこれから観ようと思っている人は、その前に『シャイニング』を観よう。

2001年宇宙の旅

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これは原作も映画も SF 作品の定番中の定番なので、必修科目と言っても過言ではない。

だがこの作品の映画版は、非常に難解な上に、序盤で猿が戯れるシーンを延々と観させられるので、観るのに苦痛を伴う。それでも CG もない時代にすべてアナログで作られたその映像の技術と美しさは驚愕に値する。

この作品はパロディの元ネタとしては使いにくそうに思えるだろうが、「宇宙空間のシーンで BGM に『美しく青きドナウ』が流れる」ならば、それはこの映画のパロディである

つまらない映画と切り捨てる人をたまに見かけるが、たしかにつまらないといえばつまらない。だが、一度観た映画を見返すことがないおれが、唯一何度も観ているのがこの『2001年宇宙の旅』である

とはいえ、おれもこの映画をおもしろいと思って観たことはないが・・・。おもしろくもないのに、何度も観てしまうような魔性の魅力が、この映画にはあるということだろう。

興味があれば原作も読んでみてほしい。理由は『ログファイル 001』に書いてある。

バタフライエフェクト

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タイムリープ物といえばこの『バタフライエフェクト』か『STEINS;GATE』である。

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これは『STEINS;GATE』を先に観て、タイムリープ物の王道を抑えておきたいという理由で観たような気がする。まあ興味がない人は無理して両方観なくても、どっちか観とけばいいだろう。

個人的には、元ネタとして扱われる頻度的に『STEINS;GATE』の方をおすすめしたいかな。おれみたいに両方観てもいいけど。

リベリオン

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これは映画そのものよりも、映画の中に登場する「ガン=カタ」の方が有名かもしれない。かく言うおれも「ガン=カタ」目当てで観た口だ。

ガン=カタとは

名前の意味は「ガン(銃)」と日本武術の「カタ(型)」の組み合わせ。劇中では主に二挺拳銃を使用し、超近接戦闘に持ち込む事で、多数の敵を短時間で倒す戦闘技法として描写される。考案したのは『リベリオン』の監督であるカート・ウィマーと、殺陣を担当したジム・ヴィッカース。日本語字幕では「銃の形」に「ガン=カタ」とルビが振られている。

ガン=カタは、銃口をそらすため銃を捌く中国武術のカンフーの様な素早い格闘に加え、非常に接近した状態での銃撃戦を行わせることで、単純な撃ち合いで終わっていた従来のガンアクションに「敵の眼前に姿を晒しつつ体術と銃撃を組み合わせて戦う」という新たなアクション表現の手法を開拓し、本作の代名詞とも言える存在となった。また、このSF的設定は従来の銃撃戦における「なぜか主人公だけ弾が当たらない」現象に対する解答にもなっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ガン=カタ

この時点で興味を惹かれた人は絶対に観るべき。ただし、アクションなので倍速再生はきつい。

トレインスポッティング

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おれが好きな Underworld の楽曲が使われていたのが、興味を持ったきっかけだったと思う。

Born Slippy
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この映画もイギリス映画の傑作と言われるほどの作品なので、元ネタとしての重要度は非常に高いと言える。ネットの記事でもたまにこの映画の話題が出てくるので、知っておいて損はないはずだ。

最近、続編が公開されたけど、そっちはまだ観てない。そっちも早いとこ観といたほうがいいだろうな。

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IT

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ネタ画像として扱われている「排水口から顔を出すピエロ」の元ネタがこの映画になる。ペニーワイズというのがこのピエロの名前だ。

台風で排水口から水が溢れ出すと、そのネタ画像もネットに流れ始めると思うので、台風が来る前に観て予習しておこう。おれも先日の台風の前に観たんだけど、間に合って本当に良かったと思っている。

ただし、この映画は 187分と非常に長い。もともとTVドラマとして前後編に分けて放送されたものを 1つにまとめたものらしいので、とにかく長い。倍速再生を駆使しないとかなりきついだろう。

作品自体の感想は、「彼らの友情はとてもすばらしいものだと思いました」だ。

リメイク版もあるようだけど、古い方を観たら十分な気がしたので観ていない。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 [WB COLLECTION] [Blu-ray]
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ついでにおれの映画鑑賞環境を紹介しておきたい。

映画は Amazon Prime Video のものを MacBook Pro で再生している。Amazon Prime Video も HTML5 動画プレイヤーなので、倍速再生がいける。MacBook Pro を使っているので、再生速度の変更も自由自在だ。

Apple TV とかスティックタイプのやつとか、もしくはテレビに内蔵されたアプリとか、再生環境はいろいろあるけど、再生速度のコントロールに難があるので、おれの中では MacBook Pro 以外の選択肢はない。

出力先は BenQ の 4K プロジェクター。

BenQ ホームプロジェクター TK800 (DLP/4K/3000lm/HDR10対応/スポーツ観戦)
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これを一度使うと、もうこれ以外では映画を観たくなくなるほどすばらしい。実際にこれを購入してから、テレビ画面で映画を観たことがない。

たまに 10% OFF クーポンを配っているので、そのときが狙い目。13万円台になっていたら十分に買いだ。そもそも 4K プロジェクターが 15万円を切っている時点で驚愕である。いい時代になったものだ。