DIY しよう

不便さは DIY で即座に駆逐するべき。DIY でいくつか改善できたことがあって、そのことを実感させられた。もちろん、最初から DIY が必要ない製品を選ぶのがベターだが、なかなかそうもいかないのが現実だ。

日常に巣食う不便さは、DIY で徹底的に改善しよう。

クリップ

クリップといえばいわゆるダブルクリップが一般的で、ネットでもダブルクリップを利用した様々な Hack が公開されている。だがおれはあれのデザインがいまいち好きじゃなくて、うちにあったダブルクリップを処分して、このステンレス製クリップに買い替えた。

主に食品の袋の口を閉じるのに使用したいと思っていたのだが、ふと「この大きさならロールカーテンを固定するのに使える」ことに気づいた。うちはロールカーテンをプロジェクター用スクリーンとして利用している。これ、けっこう有名な Hack で、プロジェクターを持っている人なら聞いたことがあるだろう。

だが所詮はロールカーテンなので、けっこう大きなたわみが発生する。投影する映像によっては、そのたわみが大きな歪みとなって現れる。最悪、普通のスクリーンに買い替えが必要だと思っていたのだが、ロールカーテンを左右にピンと引っ張って、このクリップで止めればたわみを解消できることに気づいた。

一般的なカーテンレールは手前と奥の 2連になっているが、うちは奥にブラインド、手前にロールカーテンを設置している。つまり、ロールカーテンを左右に引っ張って、後ろのブラインドにクリップで固定したらいい。

実際に試してみたら、たわみによる映像の歪みがほぼ気にならないレベルに解消された。せっかく断舎離したのに、またスクリーンを買って物を増やすのかと思ってたから、これは本当にありがたかった。

ロールカーテンスクリーンを利用している人は、おそらく似たような問題に悩まされているだろうから、このクリップで引っ張って固定する方法を試してみてほしい。

『壁美人』というホッチキスの針で固定することで、壁に穴を開けることなく棚やテレビの壁掛けパーツを設置できるようにするアイデア商品がある。

このホッチキスの針で壁に固定する Hack、別に壁美人を使うときに限定する必要はない。ポスター的な物を固定するのにもぴったりだろう。うちにあったホッチキスはもう処分しちゃったけど、こういった目的のために持っておいたほうがいい気がしてきた。

うちはメインの 4K プロジェクターに加え、サブで小型のプロジェクターを使っていて、デジタル時計やライブカメラの映像を常時表示している。ただうちの安物壁紙がプロジェクターとの相性最悪で、壁に貼るタイプのスクリーンを検討している。

レビューを見てみたらホッチキスで固定している人がいるようなので、今度試してみようかと思っている。

磁石を貼り付けるのに使うために購入した。屋外でも使用できるらしいので、おそらく風呂でもいけるだろう。今回は風呂で使用している。

ネオジム磁石を使って、磁石が使える壁などに貼り付けて収納するテクニックは、特にユニットバスで有効だ。風呂桶とかもこのテクニックで壁に収納できる。

水気のない普通の室内であれば、この粘着シート付きマグネットでもいける。うちはゴミ箱と予備のキーボードを、このマグネットでテーブルの鉄製の脚に貼り付けて収納している。

おれはキャスターが好きで、付けられる物には可能な限り付けるし、DIY してキャスター付きボードを作ったりもしている。

キャスター付きの何がいいかっていうと、簡単に動かせるから掃除がしやすい。これに尽きる。固定された物の周囲は、ホコリの魔窟でしかないからだ。

キャスター付きボード DIY は、簡単にできるし効果も絶大なのでおすすめ。ただし、典型的な安物家具に付いているようなプラスチック製キャスターは絶対に避けること。加えてあのプラスチック製キャスターが付いている家具も避けるべき。あれは見た目が貧しすぎる。

既成のキャスター付き製品は、大抵あのキャスターが使用されているので、結果的に DIY せざるを得ない。まあ、板にキャスターをネジ止めする程度なので、素直に DIY しよう。