apt-X HD 対応の Bluetooth トランスミッター

2018-07-26   gadget  kaizen 

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ヘッドホン接続用に 3年ほど使用したトランスミッターの動作が怪しくなってきたので、先日買い換えた。

最新の apt-X HD に対応しているやつで、かつ低価格ということで、『Elekeleトランスミッターレシーバー apt-X HD Bluetooth4.1 AAC受信機+送信機 AUX RCAケーブル付き内蔵MIC』を購入した。

apt-X HD 対応のやつにしたのは、うちに対応機器があるからではなく、単純に将来を見越してのこと。将来的に apt-X HD 対応ヘッドホンに買い換える予定。

ペアリング方式

可能であれば NFC でペアリングできるやつがよかったんだけど、おれが探した限りでは、apt-X HD 対応かつ NFC ペアリング可能なトランスミッターは存在しないようだった。これは本当に残念なことだ。

こういった Bluetooth 機器で採用されている「ボタン長押しで LED が点滅したらペアリング開始」とか、あんなやり方がまともだと思ってる人っているのかな? おれはありえないし、あってもいけないと思っている。それでもまあないものは仕方ないので、そこは妥協することにした。

音質

実際にヘッドホンに使ってみて驚いたのは、普通の apt-X で接続されているはずなのに、前のトランスミッターで接続したときよりも音が良くなっている。これは接続方式ではなく、単純にトランスミッターの性能によるものだろう。なんせ 3年以上前の製品との比較になるからな。これは嬉しい誤算だった。これだけでも買い替えた価値があったというものだ。

充電

充電しながら使用できるのは前のトランスミッターと同じだけど、前のトランスミッターは、「充電用 USB ケーブルを接続すると、使用中であっても電源が切れる」という馬鹿げた仕様だった。

今回のこの新しいトランスミッターは、使用中に USB ケーブルを接続してもまったく問題ない。

ホワイトノイズ問題

残念ながら、「充電しながら使用するとホワイトノイズが入る」という欠点がある。これは以前のトランスミッターと同じだ。おそらくあらゆる製品で発生する共通の問題なのだろう。この問題には回避策があって、USB 充電器を使用した場合は、ホワイトノイズは出なくなる。

うちは DAC の USB端子から電源を取っていたけど、これがだめだったらしい。充電器以外の USB端子はノイズが多いのだろう。

テレビとかアンプとか、接続する機器の USB端子から電源を取りたい人が大多数だろうから、わざわざ別途 USB充電器を使用するというのは、あまり現実的ではない気がする。

あとはモバイルバッテリーを使うとかかな。トランスミッターの消費電力はたかが知れているだろうから、モバイルバッテリーの容量ならかなりの長時間使えるはず。

ちなみに「モバイルバッテリーを DAC から充電しつつ、モバイルバッテリーからトランスミッターに電力を供給したらどうだろう」(DAC → モバイルバッテリー → トランスミッター) と思って試してみたけど、これもノイズが入ってダメだった。


どこか NFC ペアリング対応かつ apt-X HD、LDAC 両対応の Bluetooth トランスミッターを発売してくれないものか。加えて USB電源のノイズ対策までしてくれたら完璧。7千円くらいまでなら出す。