目的
- 手帳を「紙」から「iPhone」に移行する
概要
10年くらい続けてきた紙の手帳 (ほぼ日手帳) をやめて、そろそろ iPhone に移行したい。そもそも紙の手帳を続けてきた目的は、「おれの人生の記録を後世まで残すこと」だ。電子媒体だと 10年そこらで消える可能性が高いけど、紙媒体なら 100年以上いけるはず、という計算からである。もう 10年分の記録が紙媒体に残っているのだから、「そろそろ十分だろう」という結論に至った。
本当に必要だったもの
「Apple Pencil が iPhone に対応するまでは移行できない」と思いこんでいたのだが、よくよく考えると本当に必要なのは「スタイラス」ではなく「キーボード」だ。実際、手帳に書いてるのは全部文字だし、絵なんてまったく書いてない。
キーボードを買えばいいということがわかったので、いろいろ探してみたが、結局前から目をつけてたやつを買うことにした。折りたたみタイプのやつとかも検討したけど、そもそも使う場所が会社だけなので (自宅では MacBook Pro を使うので)、いちいち持ち歩かなくても会社に置きっぱなしにしたらいい。置きっぱなし前提なら、折り畳める必要もないし、無駄にコンパクトで入力性を犠牲にしたものを買う必要もない。ということで、フルサイズの Bluetooth キーボードがベストという結論だ。
ちなみに会社の MacBook Pro で個人の iCloud アカウントにログインしたくないので、会社の MacBook Pro を使うという選択肢は存在していない。
購入したキーボード
今回購入したキーボード『Logicool K480BK Bluetooth ワイヤレスキーボード』は、2014年に発売されたものだが、古いからと言って特に不都合はない。
- スマホやタブレットを立てられる溝が付いている
- ダイヤルで接続先を切り替えられる
など、いまでもこれ以上にタブレットやスマホで使いやすいキーボードはないだろう。純正の専用キーボードには劣るだろうけど、そもそも iPhone には純正の専用キーボードはないし。
特に「1」は本当に便利だ。これがあったからこのキーボードを選んだようなものだ。
「2」のダイヤル機能も他のキーボードにはなかなかないすばらしい機能だ。3種類の機器を切り替えながら使えるので、iPhone の他にも iPad Pro と MacBook Pro を登録して使っている。
肝心のキータッチは、最近の Apple 製品の浅いキーストロークに慣れていると、キーストロークが深すぎて心底打ちにくい。これは予想していたいことだけど、すぐなれるだろうと楽観視していた。現実は、1週間以上使った現在でもまだ慣れない。これは諦めるしかないと思っている。
手帳代わりに使っているアプリ
特別なアプリを使ってるわけではなく、純正アプリの「メモ」を使っている。これなら iPhone だけではなく MacBook Pro にも入っているし、なにより iCloud で自動で同期されるので、iPhone からも Mac からも手帳 (代わりのメモアプリ) に書き込むことができる。
書き方は特に工夫しているわけではなく、ほぼ日手帳に書くようにタイムラインを並べるだけ。もともとほぼ日手帳の置き換えなので、これでまったく問題ない。
「2019 手帳」フォルダの下に、1週間 1ページでメモを作成する構成にしている。
- 2019 手帳
- 2019-02-11 / 02-17
メモの中身はこんな感じ ↓
ほぼ日手帳と比べてどうか
2月から iPhone に完全移行してるけど、まったく困ってない。特に戻りたいとも思わないし、とても満足している。まあ、「ほぼ日手帳アプリ」みたいなのがあれば使ってみたいとは思うけど、紙媒体のほぼ日手帳に戻ることはもうないだろう。
絵を書かない人なら簡単に「キーボード+スマホ」に移行可能だろうという印象。これで紙媒体がまたひとつ減って、残りはアイデアノートだけになった。そっちは移行するメリットが特にないので、このまま紙のノートでいくつもりだ。