知見を自動化するとは
都合上、タイトルがミスリードしてしまっているかもしれない。
- 知見を「自動化プログラム」の中に組み込む
つまり「知見をコード化する」という意味で使っているが、ソフトウェアエンジニア以外には伝わらなそうだったので、わかりやすいように「知見を自動化する」と言い換えた。
なぜ自動化しなければならないか
知見がいくら蓄積されていても、行動に反映されなければ意味がない。だが、この行動に反映する作業が意外に難しい。
知見をドキュメント化しても、
- それを読んで行動に反映する人がどれだけいるか?
- それを行動に反映する能力がある人がどれだけいるか?
という問題にぶつかる。
知見は自動化に組み込むのがベスト
たとえば、
Excel シートに組み込む
計算式に知見が組み込まれていて、数値を入れたり値を選択したりすると、自動的に知見が反映された結果が出てくる。
自動スクリプト化する
スクリプトの中に知見がコード化されているので、パラメータを設定してスクリプトを実行すると、自動的に知見が反映された上で処理が実行される。
知見の可読性を下げないように注意する
知見がコードに埋もれないように注意すること。「Excel の計算式によくわからない処理が存在しているが、これはなんのために追加されたのか?」といった状況は避けなければならない。
知見の可読性を上げる努力は、自動化後も引き続き必要だ。可読性が下がるとロストテクノロジー化する確率も上がる。
自動化できたとしても、知見のドキュメント化はサボってはいけない。