SONY のサウンドバー HT-Z9F を購入した

2019-01-02   gadget 

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現在のデスクトップオーディオ環境、

  • DAC SONY UDA-1
  • ブックシェルフスピーカー DENON (型番忘れた)
  • Bluetooth トランスミッター

を見直したくて、ソニー SONY サウンドバー HT-Z9F を購入してみた。

HT-Z9F | サウンドバー/ホームシアターシステム | ソニー

ソニー サウンドバー/ホームシアターシステム 公式ウェブサイト。サウンドバー/ホームシアターシステムHT-Z9Fの商品ページです。

具体的に「何を見直したかったのか」と言うと、「DAC とブックシェルフスピーカーの存在そのもの」だ。サウンドバーならそれらを一台でまかなえる上に、スピーカーケーブルも不要になる。おまけに HT-Z9F は Bluetooth 送信機能もあるので、Bluetooth トランスミッターも不要になる。

以前、デュアルディスプレイとテレビを、1台の 4K 50インチテレビに集約したが、今回はそれのオーディオ版だ。

ずっと試してみたいと思っていたことでもあるし、いまやらないと古い構成を引きずったままずるずる行ってしまいそうだったので、思い立ったタイミングで購入した。とにかく未来に進みたかったのだ。

以下、1ヶ月ほど実際に使ってみての感想。

音質

以前の構成に比べると、音質は劣る。そもそもこれ、デスクトップ用途で使うものではないし、音楽のリスニング用でもないので、比較すること自体が間違っている。それでもその目的で購入したので、音質の面で完全に満足できなかったのは残念だ。

特にだめなのは J-Pop とかアニソンみたいな曲。慣れてないだけかも知れないけど、違和感がありまくる。ただ唯一 Jazz に関しては、前よりいい気がする。

以前の構成に劣るとはいえ、劇的に劣るというわけでもないので、設定や慣れで今後なんとかなるかもしれない。実際のところ、少し慣れてきてあまり違和感は感じなくなってきている。音質に関しては、もう少し使ってみてから結論を出したい。

Bluetooth 機能

前述のとおり、Bluetooth トランスミッター (送信) 機能も備えている。残念ならが受信機能と排他扱いなので、設定で切り替えてどちらかにしか使えない。これ、ケチらないで両方使えるようにしてほしかった。まあ、おれみたいに送信機能を使う人自体がまれなんだろうけど。

実際に送信機能はおまけみたいなものなようで、ヘッドホンを接続するときはいちいち設定画面からペアリング済みの機器を選択しないといけない。地味にめんどくさい。アップデートでなんとかしてほしい。

それでも Bluetooth トランスミッター機能が内蔵されているのは、おれみたいにヘッドホンを併用するユーザーには、本当にありがたい機能だ。おまけに LDAC 対応なので、ヘッドホン側で対応していれば LDAC で接続できる。

実際に LDAC で接続してみた感想は、「えっ!? LDAC ってこんなに音いいの!?」だ。ヘッドホンからかつてないほどいい音がしておどろいた。SONY はなんでこのすばらしい LDAC 対応 Bluetooth トランスミッター機能を、テレビとかあらゆる機器に搭載しないのか疑問だ。

LDAC がすばらしい規格なのは理解したが、送信できる機器が限られているので (最近 Android が LDAC をサポートしたようだが)、まったく活用できない。実際、おれも数年前から LDAC 対応ヘッドホンを使っているが、LDAC で接続したのは今回が始めてだ。そこら辺が悪い意味で SONY らしい。

FeliCa にしてもそうだけど、作るだけ作って自社製品で中途半端にしかサポートしないの、SONY の最大の悪癖の一つだし、Apple に周回遅れにされた原因の一つだろうな。

Chromecast built-in

要するに Chromecast が内蔵されているので、Google Play Music アプリなどから音声をスピーカーにキャストできる。実際に試してみたけど、一切のストレスなくスマホから音楽を再生できた。個人的には PC からの再生がメインなので、使用する機会は少ないが、人によってはものすごく便利な機能だろう。

設置に関して

サウンドバーに替えたらデスクが広くなった、これに尽きる。技術が進歩してどんどん小型化が進んでるんだから、小型になったものを導入していくべきだ。

前のスピーカーも別にそんなに邪魔だったわけでもないんだけど、それなりの大きさのものが 2台もなくなったんだから、当然広くなるわけだ。すっきり感が設置の前後でまるで違う。コンパクトさは最強の機能の一つである

ただこれ、どう考えてもテレビとドッキングできるようにするべきだ。テレビの下のところにぶら下げられるような感じで。テレビ用のスピーカーマウント規格を制定してほしい。

現状、VESA マウントに相乗りする形のブラケットはあるようだ。

関節式テレビ壁マウントフルモーションフラット FBA_MISB391
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全体的な感想

個人的な好みの話だけど、集約できると満足度が高くなる。今回も、音質とかあまり納得していない面もあるが、オーディオ周りをこれ 1台に集約できて非常に満足した

  • 減らす
  • 集約する
  • ダウンサイジングする

ここら辺がおれの中のキーワードだけど、オーディオも同じだな。